1.発熱外来
発熱や鼻水、咳、嘔吐、下痢などお子さんで困る症状のほとんどは、感染症によるものです。
当院では発熱されているお子さんに対して、まず新型コロナウイルスおよびインフルエンザの抗原検査を実施します。その結果に応じて溶連菌などの細菌検査も追加で実施し、感染症の原因となっている病原体を検索します。
多くの場合はウイルスが原因であり、72時間以内に解熱して症状も軽快していくことを確認致します。
もしなかなか解熱しない場合には、細菌検査の結果により抗生物質を使用して治療を行います。特に発熱時に起こる痙攣に対しては、解熱剤を早期に使用したり痙攣を止めるお薬を使用します。
また酸素飽和度を外来で測定し、クループ症候群や細気管支炎、肺炎などを早期に発見して高度医療機関に紹介いたします。
そのほか尿路感染症や入院が必要となる髄膜炎についても早期に紹介いたします。
2.乳児検診・予防接種
乳児検診にて正常な発育や発達をチェックし、月齢に応じた予防接種を定期的に実施していきます。
生後2か月から肺炎球菌、5種混合、B型肝炎、ロタウイルス、5か月からはBCG、1歳から麻疹風疹、水痘、その後日本脳炎、おたふくかぜとその他インフルエンザ、新型コロナウイルス、HPVワクチン接種などを実施しております。
3.転落によるけが
乳児の転落事故に対し、当院では頭部の超音波検査により硬膜下血腫が無いかどうか検査をしております。
4.アレルギー
小児アレルギーについては、血液検査にて原因検索を行っています。
食物アレルギーの場合は単に除去食を行うのではなく、小児アレルギー専門医の指導のもとで食物アレルギーの克服を目指します。
5.皮膚のご病気
皮膚のご病気(単純性母斑、血管腫、異所性蒙古斑)は専門医療機関にてレーザー治療を受けられるように手配いたします。
6.手足や関節のご病気
股関節の異常、外反足、内反足、歩き方異常などは提携している小児整形外科クリニックにご紹介いたします。