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〒299-0111 千葉県市原市姉崎2223

9:00~12:00/15:00~18:00 木・日・祝休診

婦人科乳腺科

1.乳がん検診(乳がん検診指定医療機関)

当院で実施する診察・検査

  • 視診、触診
  • 超音波検査
  • マンモグラフィ検査
  • エラストグラフィー検査
  • 吸引細胞診(FNAC)

検査にてカテゴリー3以上の場合には、吸引細胞診を実施して乳がんの判定まで行い、提携病院や希望医療機関にご紹介いたします。
線維腺腫や囊胞、乳腺症などの良性腫瘍は定期検診によりしっかりとフォロー致します。

2.子宮がん検診(子宮がん検診指定医療機関)

子宮頸がん

子宮頸がん細胞診(ThinPrep法)を実施します。
HPV(ヒトパピローマウイルス)感染の有無とともにウイルス型の検査を行い、子宮頸がんへのなりやすさを判定します。
子宮頸部異形成の精密組織検査を実施し、子宮頸がんに至る前に日帰り円錐切除術を行っております。

子宮体がん

子宮体がん細胞診を実施します。
子宮体がんの前がん病変である子宮内膜増殖症の段階で子宮内膜除去術を行い、適応があれば黄体ホルモン療法やミレーナ治療を行い子宮体がんへの進行を防ぎます。
明らかな進行がんの場合は、提携病院や希望医療機関にご紹介いたします。

3.卵巣がん検診

卵巣がんは症状が出にくいため、発見された時には進行がんの場合があります。
定期的な内診と超音波検査や腫瘍マーカー検査を行い、良性の卵巣囊腫が卵巣がんに変化する前に手術をお受けいただけるよう、提携病院や希望医療機関にご紹介いたします。

4.子宮筋腫

従来は手術療法が主体でしたが、近年は子宮を温存する薬物療法がメインとなっています。
薬物療法で筋腫の成長を抑え更に小さくすることにより、悪性化を防ぐことが可能です。
ただし筋腫が不妊や流産の原因となっている場合には、内視鏡手術による筋腫核出術のため提携病院に紹介いたします。

5.月経困難症、子宮内膜症

近年増加している傾向にあり、思春期の学校生活やお仕事において困る方が多くいらっしゃいます。
また不妊の原因にもなり、長きにわたる問題となりえます。
鎮痛薬で生理痛がコントロールできない場合は、OC-LEP療法(保険適応の低用量ピル:第一世代~第四世代に発展し副作用がなく開発されています)で生理痛を軽減することが可能です。さらには黄体ホルモン療法(ジェノゲスト)によって生理フリーにも到達できるようになり、子宮内膜症への進行を予防できるようになりました。
既に子宮内膜症に至っている場合は、従来のGnRH アナログ療法の中で最近ではアンタゴニスト療法(レルミナ:生理を一時的にストップして子宮からの内膜の逆流をなくし内膜症を消失させる)が有効です。
卵巣チョコレート嚢胞がある場合は、将来の悪性化を視野に入れ内視鏡手術のために提携病院へ紹介いたします。
子宮内膜症により重度の不妊症となっている場合は、体外受精のできる不妊症専門病院へご紹介いたします。

6.月経不順、無月経

関連する内分泌器官(視床下部、下垂体、副腎、甲状腺、卵巣)に異常がないかどうか血液検査で原因を検索し、対応するホルモン療法を行うことで月経周期を正していきます。
特に思春期の無理なダイエットや過食による肥満でも月経異常をきたしますので、適切な栄養指導や運動療法(当院の運動療法にご参加いただけます)も行い、全身のホルモンバランスを整えて行きます。
また不妊の問題がある場合は、適切な排卵誘発療法(セキソビット、クロミッド、レトロゾール、HMG-HCG)を行っていきます。

7.経口避妊薬(OC)、緊急避妊薬(アフターピル)、子宮内避妊具(ミレーナ)

望まない妊娠を避けるために確実な避妊法が重要です。当院では各種経口避妊薬を処方しております。
避妊に失敗しても72時間以内であれば緊急避妊薬で妊娠を回避することが可能です。
子宮内避妊具(ミレーナ)では本体から放出される黄体ホルモンにより、装着してから5年間は避妊効果が持続し、経口避妊薬以上の効果が認められています。

8.不妊症

不妊症は6人に1人の割合で起こっており、原因は男性側が40%、女性側が40%、双方の場合が15%、不明5%です。
男性側の原因で多いのが精液の異常で、精子量が少なかったり、運動量や形状などの異常が見られたりすることが多いです。
まず原因の検索を行った上で、男性側に対しては食事指導を行い、漢方薬をはじめとする精子に影響を与えない薬剤を使用して治療を行い、自然妊娠を目指します。
治療後も精液の改善が見込めない場合には、妊娠への近道としてAIH(人工授精)を行うことがあります。

女性側の原因で1番多いのは卵管の異常です。麻酔下で造影剤を子宮卵管に注入し、レントゲン撮影を行う事で卵管の異常が分かります。卵管が通過していない場合は、体外受精専門病院へ紹介いたします。造影剤注入が卵管を広げて通りやすくしますので、見込みのある場合は数回の通水治療を行います。
次に原因として多いのがホルモン異常です。特に最近多く見られる多囊胞性卵巣症候群(PCOS)では適切な排卵誘発を行い、卵巣過剰刺激症候群を予防しております。
その次の原因としては、子宮の異常(子宮筋腫、子宮内膜症、子宮奇形、子宮内膜ポリープ、子宮頸管炎)が挙げられ、不妊女性の約50%に子宮内膜症が認められるとも言われております。それぞれの原因に対し適切な治療をしながら、タイミング法を基本として、排卵誘発法、さらにはAIH(人工授精)へとステップアップしていくことで、1年以内の妊娠を目指します。
もし妊娠に至らない場合には、体外受精専門病院へ紹介いたします。不妊治療はとてもストレスのかかるものですので早め早めの決断を心がけています。

9.不育症

妊娠はするけれども流産を繰り返してしまう習慣性流産に対しては、血液検査で免疫の異常(抗リン脂質抗体症候群など)や凝固の異常(プロテインS欠乏症など)、ホルモン異常(甲状腺機能低下症や高プロラクチン血症など)、糖代謝異常や感染症の有無を調べ、それぞれの異常について適切な治療を行うことで妊娠継続が可能になってきました。また妊娠を妨げる子宮の奇形なども4Dエコーでよくわかります。

10.冷え症

幅広い年齢の方にみられ、女性の約半数が冷え症に悩まされていると言われています。
冷え症の原因として貧血、低血圧、女性ホルモンの低下、自律神経失調症、甲状腺機能異常が挙げられ、症状としては肩こり、だるさ、むくみ、下痢、月経不順、不眠などを伴うことがあります。
当院では末梢の毛細血管を血流カメラで観察し、冷え症の判定を行っております。
末梢の血行が悪い場合には血流を改善する薬を服用していただくとともに、当院の運動療法をお勧めいたします。

11.更年期障害

45歳から55歳まで、閉経の時期を挟んだ前後10年間を更年期と言います。この更年期にあたる女性のうち、約10%に更年期障害が起こります。
当院では更年期障害の中でどういった症状をお持ちなのか把握した上で、さらに血液検査で女性ホルモン(エストロゲン)と卵巣刺激ホルモンを調べ、更年期障害の程度に応じてホルモン補充療法(HRT)を行っております。

12.骨健康外来

更年期以降に女性ホルモン(エストロゲン)が減少してくると、骨内のカルシウムも減少して骨粗鬆症になり、骨折を引き起こす場合があります。
当院では超音波やX線を用いた検査で骨密度の判定をしております。骨を強くする3要素は日光、運動、カルシウムですので、当院では運動療法やカルシウム量を増やす薬物療法を行っております。

13.血流健康外来

当院では血流スコープによる末梢毛細血管の形状や血流の診断を行うことで、血流改善を促しております。日本人女性の死因の多くはがんですが、血管の病気も死因として多くなっています。特に血栓症は急死の原因として注目されています。血液検査の結果だけではなく実際に毛細血管を観察することによって、治療による血流改善を実感していただけます。

14.性感染症

クラミジア、淋病、梅毒、ウレアプラズマ、B型肝炎、C型肝炎、HIV、カンジタ、トリコモナスなど各種感染症の治療を行っております。

15.人工妊娠中絶

妊娠3か月までの人工妊娠中絶吸引手術を静脈麻酔下で行っております。

16.骨盤臓器脱(性器脱)

完全子宮脱の方には日帰りで膣中央閉鎖術などの根治手術を行っております。

17.男女産み分け

男児希望の場合はリンカルの内服やタイミング指導、精子注入法を行い、女児希望の場合は膣内アルカリ度を低下させる薬の注入やタイミング指導、精子注入法を行っています。

18.妊娠の診断

妊娠の診断を尿検査や超音波にて行い、妊娠継続希望の場合はご希望の産科医療機関にご紹介いたします。

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